様々なミネラルウォーター
ミネラルウオーターの種類 一般に、飲料水として市場で売られている水には様々な品名が付いています。よく思い出される物としては『天然水』や『ミネラルウォーター』などがありますが、厳密には採取された場所や殺菌処理の仕方などにより様々な種類に分類されています。下記に、いわゆるミネラルウオーターの分類を表にしましたので、基礎知識として参考にしてください。
分類 |
名称 |
水源 |
処理法 |
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ナチュラルウォーター |
特定水源より採取された地下水 |
濾過・沈殿および加熱殺菌以外の処理を行っていないもの。 |
ナチュラル
ミネラルウォーター
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特定水源より採取された地下水のうち地層中のミネラルが溶解したもの |
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ミネラルウォーター |
特定水源より採取された地下水のうち地層中のミネラルが溶解したもの |
濾過・沈殿および加熱殺菌以外に以下の処理を行ったもの。
●源水のブレンド ●ミネラル分の調整 ●ばっ気等
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ボトルドウォーター |
特定水源より採取された地下水のうち地層中のミネラルが溶解したもの。また、その他の源水が地下水以外のもの。(純水・水道水・蒸留水など) |
濾過・沈殿および加熱殺菌以外に本来の成分を大きく変える処理をしたもの。 |
上の表で、一般にミネラルウオーターとして認識されている物はナチュラルウオーターとミネラルウオーターです。購入される場合は、自分が欲しい物、がどれに分類されているのか調べて買うのがいいでしょう。
ミネラルと硬度
ミネラルウオーターには硬度とよばれる、ミネラルの含有量に対応した、度数が表記されています。ミネラルウオーターにはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれているものがあり、このミネラルの含有量が多い物は硬水といわれ、硬度数が高い数値で示されます。逆にミネラルが少なく、硬度が低い物は軟水と言われています。
硬水と軟水はどちらがいいというワケではなく、それぞれ特徴があり、使用目的によって使い分けたりすることが出来ます。一般的に、日本で採取された水は軟水が多く、ヨーロッパなどの水は硬水が多いと言われていますが、これは水源の土壌による違いで、ミネラル分が多く含まれるヨーロッパの土壌を経過したヨーロッパの水は一般的に硬度の高い水となります。
硬度の高い硬水はミネラルが豊富でミネラルが不足している人にとってはよいミネラル源になりますが、(硬水がいくら高いと言っても水だけではミネラルを十分に摂取できない場合が多いです。あくまで食事で取れなかった分の補完と考えてください)逆に食事で十分にミネラルが摂取されている人にとっては高いミネラル含有量はミネラルの取りすぎになる場合もあります。(現にヨーロッパのミネラル豊富な土壌に住む人々の中にはミネラルの取りすぎによる骨の変形などの病気が風土病となっているところがあります。もちろん彼らは幼いころから多量の硬水や高ミネラルの野菜などを食べてきたからで、普通にミネラルウォーターを飲んでも問題はないと思いますが、取りすぎてより健康になると言うことはないので、ほどほどにしたほうがいいでしょう。値段も硬度が高いほど高価になる傾向があるようですし。)
硬度の低い軟水は、日本のミネラル分が低い土壌から生まれた水に多く、よって、日本の料理や日本酒の醸造水などは適度な軟水に相性がいいと言われています。
日本人のミネラル摂取量が少ないのはこの軟水の水や土壌によるものが多いと言われているので、ミネラルが少ない食事をしていると感じたら、ヨーロッパ由来の硬水をミネラル源として飲むといいでしょう。逆に、和食を作る時などには、軟水のナチュラルウオーターなどをつかって作ると、和食本来の味が引き出せます。
一般にミネラルが多いと、味はやや苦みが出たり、口当たりが悪くなったりするとされています。しかし、料理に使用する場合はそれぞれ料理により適した硬度がありますので、より料理にこだわりたいという方は料理に合わせた水を選ぶといいでしょう。
上の表で、一般にミネラルウオーターとして認識されている物はナチュラルウオーターとミネラルウオーターです。購入される場合は、自分が欲しい物、がどれに分類されているのか調べて買うのがいいでしょう。
●硬度と料理の関係
硬度 |
料理等 |
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代表的銘柄 |
400〜 |
ミネラルの補給 |
食事の前後2時間に飲むのが効果的 |
ヴィッテル等 |
100〜300 |
洋風スープ等 |
洋食には硬水が合います |
ヴァルベールペリエ等 |
150〜200 |
ウィスキーの水割り |
焼酎などには軟水が合います |
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100〜150 |
パスタの茹で水 |
腰が強くゆであがります |
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50〜60 |
紅茶、コーヒー炊飯等 |
お好みで色々試してみるのも一興です |
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30〜40 |
煮物など |
柔らかく煮込めます |
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0〜40 |
和食・緑茶 |
緑茶は硬水と合わせるとタンニンと結合して変色してしまいます |
屋久島縄文水等 |
硬度と銘柄 硬度と代表的な銘柄を紹介します。気になる銘柄があればお試し下さい。
硬水 ミネラル補給に適した硬度が高い銘柄です。料理用にはあまり適しませんが、ミネラル不足解消に役立ちます。
ヴィトロガッティ 500ml×48本 (24本×2ケース)
硬度1677の超硬水。天然発泡なので柔らかい飲み口が特徴です。 硬度【1677】 価格:9,576円(税込)
クールマイヨール 1.5L×24本 (12本×2ケース)
アルプス山脈モンブランの麓が源泉の天然自然水です。 硬度【1612】 価格:7,780円(税込)
バドワ【BADOIT】 500ml×12本
採水量が限られている希少価値の高い天然発泡微炭酸ミネラルウオーター。本格的なブランドスパークリングウォーターで食前水に最適です。 硬度【815】 価格:5,040円(税込)
サンペレグリノ 750ml×12本
世界で最もポピュラーなイタリア料理の定番ミネラルウォーターです。料理の味を引き立てるテーブルウォータとして有名です。 硬度【974】 価格:4,560円(税込)
ペリエ【Perrier】 330ml×24本
太古の昔に生まれた偶然の産物。その絶妙なのどごしから天然炭酸水として世界で最も有名な水となっています。
中硬水 洋食やテーブルウォータとして最適な硬度。
フィレッテ ナチュラル 750ml×12本 【ガラス瓶】
ローマ皇帝の時代から飲まれてきた伝説の水。 硬度【198】 価格:4,410円(税込)
アズーラ【AZZURRA】 スティル 1500ml×12本
イタリア生まれの口当たりの良いすっきりとした飲み口の水。毎日飲むデイリーウォーターとしてお勧めです。 硬度【324】 価格:3,528円(税込)
軟水 和食の調理用や緑茶用として最適です。飲み口もまったり日本人好みです。
インフィニティ 500ml×24本
ニュージーランドの美しい谷『ワイウェラ』の温泉水から出来たマイクロイオンウォーターです。 硬度【14】 価格:4,536円(税込)
Fine 720ml×24本 (12本×2ケース)
地下600メートルに眠る伊豆修善寺の地下水脈を利用した本物志向の水。シンプルなパッケージが美しく自信を感じます。 硬度【56.6】 価格:17,955円(税込)
[硬度0]PENTA 500ml×24本
硬度0の超軟水。水分の浸透力が高く、体の隅々まで水分が行き渡るようです。
海洋深層水 南極・北極付近では、海水が0度近くに冷やされて、氷結していきます。凍らずに残された海水は、温度が低く塩分濃度の高い「重い」海水となっていきます。
この重い水は、水深1000メートルを超える深海まで、深く沈みこんでいきます。そしてこの重い海水は、数千メートルの海底を絡みつくように流れ(深層海流)、約2000年もの悠久の時をかけ、大西洋からインド洋、さらに太平洋まで約5万キロの旅を経て、「ハワイ島コナ沖」で一気に湧き上がります。
水深200メートルまでの表層水にくらべて、光がまったく届かない深海を流れる深海水は、水質汚染の影響を受けず、ほとんど無菌状態であるといわれています。
さらに深くなればなるほど濃厚に蓄積していく無限の栄養素に、今注目が集まっています。
光の届かない深海では、植物プランクトンが生息できないため、硝酸塩やリンなどの栄養物質が消費されず、表層水の数十倍も残されています。また、豊かな生命系を作り出した海のミネラルの微量元素は、貴重な栄養源でもあります。深層水に溶け込んでいるミネラルは、より自然な状態で体に吸収されるのです。これが海洋深層水です。
MAHALO 1.5L×15本
ハワイ・コナ島の海洋深層水です。MAHALO(マハロ)は、ハワイ島・コナ沖で湧き上がる、海洋大循環の海洋深層水です。
硬度【85.2】 価格:9,450円(税込)
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