脳に良い食材辞典脳に関係食材・を集めてみました。普段の食事に組み込んで食べれば勉強の効率も上がるかも。でも食べ過ぎないように。玉子玉子にはコリンが含まれており、痴呆症の予防などにも効果が期待されています。コリンは体内で神経伝達物質のアセチルコリンに変わり記憶や学習効果のアップに関わりますが、卵黄に含まれるコリンは最も多く、大豆の3倍にもなります。コリンは火を通しても変質しないのでゆで卵など形を変えて飽きずに取れます。また、玉子は免疫力や骨の強化に効果のあるリゾチウムや良質なタンパク質など、それ自体栄養価の高い良質な食品です。 タケノコ・・・チロシンタケノコにはチロシンが多く含まれています。チロシンはドーパミンやアドレナリンの原料になる単体アミノ酸で脳を活性化させ、集中力ややる気を促します。特に節の中に貯まっている白いカスはチロシンの固まりなので捨てずに料理するといいかもしれません。(水煮でもチロシン量はあまり変わらないということですが。) 玄米(発芽玄米)玄米も発芽玄米も元は同じで、ビタミンBを始め各種ビタミン・ミネラルが豊富な栄養食です。特にGABAが豊富で、白米-玄米-発芽玄米とGABAの量も増えています。もともと玄米を水に浸して発芽させたものが発芽玄米なので、家庭でも玄米を一晩水に浸すことによって発芽玄米とすることも可能ですが、きちんとした製法で作られる販売されている発芽玄米の方がやはりいいようです。 コーヒー・お茶(カフェイン/カテキン/テアニン)カフェインには興奮作用・覚醒作用があり眠気を覚ましたりします。しかし、思考力自体は興奮作用によって押さえられますが、覚醒作用によって意識レベルが上がるなど未確認ながらカフェインの良い効果も報告されていますので旨く使用するのも悪くないでしょう。私自身は朝のミルク入り(砂糖入り)コーヒーは欠かせません。また、昼寝をする前などに飲むと深く眠ることが防げるためすっきりうたたねしたい時などにいいでしょう。カフェインは亜鉛の吸収を阻害する作用があるので亜鉛のサプリを使用するときは前後2時間くらいはカフェインの摂取を控えた方がいいようです。また、お茶に多く含まれるカテキンには抗酸化作用がありますが、ののカテキンは唯一脳細胞まで達する抗酸化物質で脳の老化をくい止めます。お茶には他にも抗菌作用による虫歯防止効果や食中毒を抑える効果(だから、刺身や寿司のあとのあがりは理にかなっています。)、内臓疾患や動脈硬化、糖尿病にもいいとされているので食後のお茶は非常にいいといえるでしょう。ただし、乳製品と一緒に取ると効果が薄まるようなので乳製品と一緒には取らないほうがいいでしょう。また、緑茶にはテアニンという成分が含まれていますが、これにはドーパミンを分泌させる作用があります。興奮を静め意欲を増大させる効果があります。コーヒーもお茶も適度に取る分には申し分ないのですが、取りすぎるとカフェインによって頻尿になり水溶性のビタミンが体外に排出されてしまったり、覚醒作用が強いので眠れなくなったりします。また、大量に取ると胃が荒れます。取りすぎには気を付けましょう。コーヒーの脳に関する見解は様々あり、コーヒー自体脳に良くないとする向きも多々あるようです。しかし、最近の研究の結果を見ると、完全に脳に悪影響を与えるとは思えません。コーヒーには中毒症状を起こす作用があり、精神を興奮させ、落ち着かなくする作用がありますが、逆に精神をリラックスさせたりする作用もあるので適当に相殺されるようですが、量を多く取ることによって興奮作用が強く出てきます。また、カフェイン等には脳の老化を防ぎ認知症を防ぐ効果もあることが最近分かってきました。恒常的に脳に与える悪影響はほとんどない様ですが、長期的に見れば脳の血流を阻害するという報告もありますので、注意も必要ですが大量に摂取しないかぎり脳に与える悪い影響はほとんどないようですので適度に楽しむことで特にコーヒー好きの人には精神にも良いでしょう。 里芋里芋のぬめり成分はガラクタンといい、脳神経細胞の原料にも成る成分だそうです。皮をむく前に下ゆでしておくとぬめりを保持したまま皮が剥けるので試してみてください。 高麗人参高麗人参も朝鮮人参も同じ物で、総称してオタネニンジンと呼ばれることもあります。高価なイメージがありますが、粉のものは100円ショップでも売っています。中国の吉林省のものが高価で、最高品質とされているようです。主な薬効成分はさジンセノサイドと呼ばれるサポニン群で、冷え症、肩こり、頭痛、めまいの軽減や血圧を高める効果、滋養強壮など多くの薬効で知られていますが、脳に関しては神経細胞の発育を促す高価や、脳血流を良くする効果が知られています。認知症などの改善にも効果があるそうです。また、南米の高麗人参とも呼ばれているモカにも記憶力アップなどの効果があると言われています。高麗人参を食べたり飲んだりする際には野菜のニンジンと食べたり、他のお茶を飲んだり、炒めたりしなようにしたほうがいいようです。また、血圧を高める効果があるため、高血圧の人は避けた方がよいでしょう。 大豆食品大豆は様々な健脳成分を含みます。レシチンの他、大豆ペプチドやホスファチジルセリンなどが脳に効果があります。大豆ペプチドは脳の疲労回復に効果があります。味噌、豆腐、豆乳など大豆加工製品は脳のためだけでなく健康に欠かせない成分が多く含まれているので、毎日の摂取は必須でしょう。又、大豆を発芽させた発芽大豆には大豆イソフラボンが多く含まれており、女性の更年期障害などに有用ですが、妊娠中の女性が取ると胎児の脳や生殖機能に悪影響を及ぼすのでサプリメントなどで取るときは説明書きを良く読んで摂取してください。 牛乳やヨーグルトに混ぜて、おいしく健康に 豆腐上の大豆食品の中でも特にオススメなのが豆腐です豆腐にはレシチンなどの他、活性酸素を抑制し脂肪の除去を促すサポニンなども豊富です。また、良質なタンパク質と消化の良さ、カロリーの低さなど文句の付けようがありません。毎日食べたい食材です。 マグロ・青魚等マグロやイワシ・サンマ・青魚等にはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。サプリメントでも取ることができる栄養素ですが、獣肉にはほとんど含まれないことから魚からとるのが最も理想的です。 <